タドゥーのいろんな日常

このタイトルいつまで続ければいいのか

その渦流は夢見るように

『システリック深海II 渦流駆動』まさきみどり
ぬふぅ
ウェブ版とは違う結末に向けて加速していく物語、これはウェブ版を楽しんだ人にとってもたまらないご馳走である
これほんとおもしろすぎるよ
とにかく読んで欲しい、それからこれについて語り合いたい
そでの登場人物紹介に兄妹のプロフィールが書いてあって、脳内で「暴走しはじめた富竹」と読んで笑ってしまった
神秘的で謎の多い富竹
とりあえず各キャラ
可憐
1巻に比べると落ち着きと社交性を取り戻して、にっこり笑いながら暴走するのが狂気を感じる
そもそもシスプリの中で、一番方向性を持ってないキャラだと思う
他は○○な(が好きな)妹、って表されるけど、じゃあ可憐はどんな妹よって言われると困る
本当に兄が好き以外の何も持っていない、咲耶みたいに愛情の手段すら持っていない、だから怖い
ウェブ版ではその唯一のものを失った妹として、どう在るのか象徴的なキャラクター
オフ版では、目下暴走中
どちらも決着はまだついておらず、可憐がどうなるのかがシス深海のシスプリ(&兄達)に対する回答の一つであると思う
在り方を通してシスプリへの回答となってるってのは可憐だけじゃなく全妹に言えるわけで、そこがこの作品のシスプリである必然性でありおもしろいところだと思うわけだけど、その中でも可憐・鈴凛・春歌あたりが特に象徴的だと思う
戦闘ではワイヤーまで使い出してガクガクですことよ
基本的にどの妹も強くなるとわりと嬉しいんだけども、こいつが強くなってもロクなことにならねぇという気持ちが
花穂
鈴凛との絡みが増えてて嬉しい、良いなこの組み合わせは
ウェブ版では特殊な能力で「止める」担当だったけど、それは能力が出てないオフ版でもその役割をちゃんと果たそうとしてる
オートマトン出だしでの花穂は本当にかっこいい、震えるようなかっこよさではないけども、ちゃんと貫く勇気を持ってる
その勇気のいくらかは鈴凛から渡されたものだというのが嬉しい
それが鈴凛にどう帰っていくのか、非常に楽しみ

ダメだこいつ、早くなんとかしないと…
咲耶
なにやら暴走の兆し、ウェブ版ではMINAI側についても正気を保っていただけに、ちょっとショック
長姉だからこその苦悩が墜ちるきっかけになったのはせつない